web座席予約販売システム on AWS

2016年4月20日

前回は、webの座席予約販売システムの概要について書きました。

実際の数値等は書けませんが、会費の支払いとチケットの購入が
同時にできる仕組みの効果の大きさを実感しているところです。
(同時購入に関するデータも収集できるようにしてあるので)

入会(会員登録)の手間や購入手続きの多さがネックになって、
エンドユーザーさんを逃してしまうのはECでよくある話ですが、
やはり映画館でも同様です。人気作品では座席の取り合いなので、
もたもたしていると他の方に狙っていた座席が…ということも。

ただ、この入会や購入の障壁を下げる仕組みというのは、
データの扱いが重たくなり、そしてカンタンになったぶん
決済代行会社との通信の頻度と量も増えてしまうわけです。

また、人気作品への集中などで、単純にサイトの負荷も高まります。
弊社得意先は立川市にある大変有名な人気の映画館さんですので、
土日の予約がはじまるタイミングはとんでもないアクセス数です。
(0:00ジャストに10000件/分までアクセス数が上がったり…)

そこで、『web座席予約販売システム』のパフォーマンスを最大限発揮し、
なおかつ定期的なアクセス集中や突発的な高負荷状態にも対応できるよう、
web座席予約販売システムをAWSへ移設し、より高いレベルに仕上げました。

ELBによる負荷分散などは当然として、複数台のEC2で構成することで
予約決済のフローを分離することができまして(もちろんMultiA-Zも)、
オートスケーリングとあわせて、ものすごく安定して運用できています。

キャッシュ機能とログ管理もしっかり組み込んでいますので、
予約-決済のフローでセッションが失われることがありません。
この仕組みをいかして作品情報等をリフレッシュさせたりも。

正直いってEC2の構成数はいち映画館の規模ではないのですが、
リザーブドインスタンスやスケーリングの設定をうまく使って
コストダウンをはかっています。コスパは相当良いはずです。

実は設計者は新たに『web座席予約販売システム』をつくる時から
AWSに移行しやすいように組んでおり、その狙いがうまくいきました。

他の映画館さんやホール等の座席指定がある運営事業者様には
ぜひ興味を持っていただきたいです。しかも、AWS版であれば、
事業規模の大小にかかわらず柔軟に対応することができますし。

お問い合わせお待ちしております。