沿革

– HISTORY –

2002-2005年:編集者時代
バイク・クルマ系出版社の雑誌編集部にて編集者およびライターとして活動。人生で一度は経験してみたかった「雑誌編集者」になることができましたが、文章が書けてしまったことで毎号しこたま記事を書くことになってしまい、他紙や別案件でもライティングの仕事が舞い込んできました。総合力や企画力は培われたと思いますが、いま思えば「それにしても担当ページが多すぎだろう!」という時期を過ごしました。若さとガッツで乗り越えました。

2006年:個人事業主時代
編集部の解散に伴い、あちこちからオファーをいただいていたものの、最初に声を掛けていただいたまったく畑の違うジャンルに参加。全国の経営者や決裁権を持つ役職の方へ、新規事業を提案する冊子の編集を一人で行うプロジェクトでした。取材から記事作成までやっていましたが、あらためて自分のコミュニケーション力とプレゼン力に気づいた時期でもあります。いろんな社長様から「オヤジたらし」と評価をいただきました。もっと自分ひとりで仕事をまわせるなと気づいた頃でもあります。

2007-2009年:創業後のWebメイン時代
知り合った人づてでいろんな仕事をするうち、気がつけばさまざまな名刺を持たされていました。営業さんたちから連絡をもらって、あちこちに提案に行く日々。ITバブル期でもあったからでしょうか、Web関連の仕事がたくさんありました。企業ブログのコンサルティングやHP制作、紙媒体とからめたプロモーションなどなど。Webと紙をまたいでプランを立てられる人がまだ多くなかった時代です。
そんな時期に知り合った人物と起業をしたのが2007年の年明けすぐ。お互いの仕事をもっと手広く大きくやるには法人格が必要だね、と気づいたことがきっかけです。これまた人づてで知り合ったエンジニアを迎え、ガラケー用のGPS測位ツールの提供をメインとする会社にしつつ、個人では企画やプロモーション、コンサルティングの業務を継続していた頃です。徒手空拳で闘っていましたが、思い返すといちばん楽しい頃だった気もします。

2010-2013年:総合IT系時代
広告代理店様の案件や企業様との直接のお仕事が増えていきまして、実績も段々と積み重なっていき、現在まで続く映画館事業へと着手する機会が生まれました。県が主催する事業のプロモーションもやりましたし、大手ECモールの出店コンサルティングもたくさんやりました。あっちこっちに呼ばれてめまぐるしい毎日でした。
創業時のメイン商品としていたGPS測位情報を使ったツールとマップについては、すでにiPhoneやAndroidなどのスマホが主流になっていたのもあり、商品価値は著しく下がっていました。自分が今いる場所から近い順位並べるという発想は、スマホを使ったマップ検索で当たり前の考え方となっていった時期です。すこしカッコいい話になってしまいますが、震災後の炊き出しマップを自主的に作成して配布したことを最後にこの事業を閉じたのは、意義ある締め方だったと思っています。

2014-2020年:映画館向けシステム時代
モバイルサイトの刷新をきっかけに独立系シネコン様からシステムリプレースに関する案件をご相談いただき、システム改修とサービス改定を行う大規模プロジェクトの計画を立て、参画しました。いろいろと大変なことはありましたが、これまでのビジネスモデル設計やコンサルティング歴を活かしてコスト面についても注目し、手を入れていきました。結果的に有料会員を3.5万人から11万人まで伸ばし、手数料等のランニングコスト削減も達成することで、キャッシュフローの良い映画館システムへと仕上げることができました。

2021年-現在:シアターパス時代
すっかり映画館システムが主軸となってしまったことで、規模感の異なる映画館やミニシアターへ向けたシステム/サービスの提供もはじめました。何年もかけてブラッシュアップしてきた設計思想をもって構築したシステム/サービスは規模や対象が異なっても良い結果を出してくれました。
そうした経緯があり、段々と視点はミニシアターやマイクロシアターへと向いていき、これまでのシステム/サービスの集大成とも呼べるシアターパスが完成しました。サブスク型の映画館向けシステムとして、初期費用0円ではじめられるのがウリです。コストはミニマムなのに機能やサービスは盛りだくさんで、Web予約だけでなく会員制度や会費支払い機能まで装備。映画館の健全なキャッシュフロー経営のコンサルティング付きです。
こうしてめでたく弊社のメイン事業はシアターパスとなりました。